今回は「月の影 影の海(上)十二国記(著者:小野不由美)」という小説を評価レビューしていきます。
【あらすじ・内容】月の影 影の海(上)十二国記、どんな話?
「月の影 影の海(上)」とは、小野不由美によるファンタジー『十二国記』シリーズ第1作目です(今回のレビューは上巻)
この作品は、単なる異世界ファンタジーではなく、理不尽な運命に翻弄される少女の、壮絶なサバイバルと自己確立の物語です。
上巻では、ごく普通?の女子高生が、ある日突然、言葉も通じない異界へ連れ去られ、極限の孤独と裏切りで追い詰められる様が描かれています。
・・・・
平穏な日常を送る女子高生・中嶋陽子。
周囲の顔色を伺い、波風を立てないように生きる優等生だった。
しかしある日、学校に現れたケイキと名乗る人物に、無理やり異界へと連れていかれる。
たどり着いたのは、地図にない異世界。
移動の最中にケイキとはぐれてしまった陽子は、頼るものも知識もない状態で、たった一人、見知らぬ土地で歩き出した。
しかしそこで待ち受けていたのは、人間不信に陥ってしまうような裏切り騙しの連続だった。。
【口コミレビュー・感想】月の影 影の海(上)十二国記 小野不由美
〝月の影 影の海(上)十二国記〟
前回の魔性の子を聴いてからしばらく経ったが、Audibeで続きを聴いてみた。
正直なところ、はじまりの章である魔性の子は、あまり面白くなく退屈だった(というより、あの巻から読むと、何が何だかよく分からない内容)
だが今巻は、魔性の子よりもずっと楽しめた。
内容については、かなりどんよりとした気分になる展開だったが、主人公が人を信じなくなるまでの過程が丁寧で、今時のラノベとの違いを感じた。
ただ疑問だったのは、なぜあんなに無理やり連れてこられたのに、別世界に行った後、ケイキを信じる、といった心理描写があったのか?という点。
そこに関しては、少し無理やり感ある流れに感じた。
とはいえ、それを差し引いても、最近のラノベよりはずっと丁寧で続きが気になる展開になっている。
次の下巻も、近いうちに聴いてみようと思う。
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