今回は「満願(著者:米澤穂信)」という小説を評価レビューしていきます。
【あらすじ・内容】満願、どんな話?
「満願」とは、米澤穂信の短編小説で、6篇の短編で構成された小説となっています。
基本的には、「ミステリー・サスペンス・ホラー」といったジャンルの物語となっています。
(※第27回山本周五郎賞受賞作)
- 夜警
- 死人宿
- 柘榴
- 万灯
- 関守
- 満願
【口コミレビュー・感想】満願 米澤穂信
“満願”
2014年のミステリー年間ランキングで3冠を果たした、米澤穂信の短編小説。
Audibleで軽く聴いてみることに。
全体的に暗いトーンの物語で、昭和の雰囲気を醸し出している今作。
6つの短編で、1冊構成となっている。
米澤穂信の作品は、アニメで有名になった「氷菓」などの小説を読んだことがあるが、氷菓とは全く違う作風だ。
登場人物がより現実的な人となっており、幅広い作風が描けるのだと感心した。
また内容については、どの短編もそれなりに面白く質が高いと思う。
ただ、タイトルに採用されている「満願」の物語が1番秀逸かと言われれば、そうではない気がする。
今作は、どの作品が突出しているということはなく、どれが1番かは好みの分かれる短編になっている。
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