復讐心どこいったw「ゲームの王国 下【口コミレビュー・感想・評価】Audible

今回は「ゲームの王国 下(著者:小川哲)」という小説を評価レビューしていきます。

著者:小川哲

ナレーション(朗読):日暮哲也

再生時間:14時間21分


【あらすじ・内容】ゲームの王国 下、どんな話?

ゲームの王国 下」とは、小川哲による小説で、カンボジアを舞台にした“歴史×SF”物語(下巻)です。(※上巻⇒「ゲームの王国 上」)


ゲームの王国(下巻)では、上巻から約50年後のカンボジアが舞台。

政治家としての成功を目指しながら、過去の悲劇と向き合うソリヤ。

一方、大学教授をしながらも、脳波を利用したゲーム《チャンドゥク》の開発を進めるムイタック。


心理的な葛藤や過去のトラウマを抱えながらも、2人の天才はそれぞれの道を歩み続けます。

物語の終焉に向けての展開は、果たしてソリヤが何を手に入れるのか、また彼女とムイタックが辿る運命にも注目の下巻です。


【口コミレビュー・感想】ゲームの王国 下


“ゲームの王国(下巻)”

上巻のラストで敵対することとなった、ソリヤとムイタック。

上巻の感想でも書いたが、続きが気になる素晴らしいラストだった。

、下巻を読んで違和感を感じた。

急に半世紀(約50年)のとき飛び。

まぁ別にそれはそれで構わないのだが、上巻ラストで芽生えたムイタックの「殺してやる!」の復讐心はどこいったw

あの流れだと、これから天才2人のバチバチとした戦いを期待するのが普通だろう。

読者が盛り上がった感情を置き去りにして、いきなり50年後の少し落ち着いた未来になってるのはいかがなものか。

Bad!Bad!!Bad!!!

もちろん、作者の中では、その50年間の物語はあったのだろうが、読者目線では「は?」としかならなかった。

う~ん…

下巻でも、脳ゲームの興味深いSF理論は展開されていており、「ふむふむ…」と楽しく聴けたところもあったが、

ストーリー展開としては「なんだかなぁ…」となったのが正直な感想だ。

多視点すぎる進行も、やはり物語をわかりにくくしてるし。。


今回は少し残念ではあったが、面白い発想をする作者ではあると思うので、別の作品も読んでみようかな-_-


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