今回は「成瀬は天下を取りにいく(著者:宮島未奈)」という小説を評価レビューしていきます。
著者:宮島未奈
声優・ナレーター(朗読):鳴瀬まみ
再生時間:5時間4分
【あらすじ・内容】成瀬は天下を取りにいく、どんな話?
「成瀬は天下を取りにいく」とは、滋賀県大津市を舞台にした青春小説で、成瀬あかりという独特な個性を持つ少女の成長と挑戦を描いています。(※短編5編で構成)
この物語は、彼女が中学2年生から高校3年生までの期間に経験する様々な出来事を通じて、自己発見や友情、夢の追求をテーマにしています。
2024年に本屋大賞を受賞し、多くの読者から支持を受けている作品です。
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「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
幼馴染の成瀬が、また変なことを言い出した。
閉店が迫る西武大津店に通い、中継しているテレビに毎日映ろうと言うのだ。
なぜそんなことをするのか、私には理解できない。
周りを気にせず、常に我が道を行く成瀬。
私は、自分にはないものを持つ成瀬に、いつも尊敬のような不思議な感覚を抱いていた。。
【口コミレビュー・感想】成瀬は天下を取りにいく
“成瀬は天下を取りにいく”
2024年の本屋大賞受賞作品。
Audibleで配信されていたので、さっそく聴いてみた。
まず、話題になるだけあって、成瀬という少女がとても面白い。
天才のようなキャラクターで、「次はどんなことをするんだろう…」と、いつまでも見ていたい気にさせるキャラクターなのだ。
対比として、幼馴染の島崎という凡人視点(解説役)もよく、絶妙なコンビ感だった。
この物語の難点を言えば、
途中の物語で、「そのキャラの話必要?」という“中だるみ”があったことだ。
一応その話の中でも、成瀬が少し絡んではくるのだが、正直、一番退屈なシーンではあった。
とはいえ、それを差し引いても、成瀬というキャラクターが魅力的なので、世代を問わず楽しめる作品になっていると思う。
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