今回は「鬼車 二輪馬車の秘密【明治翻案版】」という小説を評価レビューしていきます。
著者:ファーガス・ヒューム , 丸亭素人(翻訳) , 高木直二(編集)
声優・ナレーター(朗読):海渡みなみ
再生時間:9時間10分53秒
【あらすじ・内容】鬼車 二輪馬車の秘密、どんな話?
「鬼車 二輪馬車の秘密」とは、ファーガス・ヒュームによるミステリー小説で、19世紀のオーストラリアのメルボルンを舞台にした物語です。
この作品は、1886年にオーストラリアで自費出版されてからベストセラーに繋がった一作です。
・・・
物語の始まりは、深夜のオーストラリア・メルボルン。
身元不明の男性が、馬車の中で殺害されているのが発見される。
その後、警察が捜査を進め、ある若者が犯人として逮捕されるが、その若者は容疑を否認。
若者に“事件の間、何をしていたのか?”と尋ねても、一向に口を割らず。
親友や恋人が聞いても、「どうしても言えない」の一点張りだった。
しかしそれでも、“殺害はしていない”という。
なぜ、この若者は犯人ではないのに、口を閉ざし続けるのか?
有罪判決まで、あと残りわずか。
真実を突き止めるべく、探偵や親友が19世紀のメルボルンを駆け回る!
深夜メルボルンで起こった、不可解なサスペンスミステリー。
【口コミレビュー・感想】鬼車 二輪馬車の秘密【明治翻案版】
“鬼車 二輪馬車の秘密【明治翻案版】”
audiobook.jpで聴ける、19世紀のミステリー小説。
明治時代に出版された一冊なのだが、
やはり令和の今では、少し読みづらい文章になっている。
現代で使われている表現・言葉とは少し違うので、そこは注意したほうがいいかもしれない。
とはいえ、オーディオブックで聴いても、物語の流れは普通にわかるので、そこまで問題はなかった。
さて、鬼車の内容レビューだが、
正直、小説が多数出版されている今では、そこまで面白いミステリーというわけではないと思う。
“なぜ、逮捕された男は、容疑を否認しているのに、事件時何をしていたか言わないのか?”
という一点だけは気になり読み続けたが、
その真相も、現在の感覚だと“ふ~ん”程度の微妙な反応になってしまう。
ただ、オーストラリアの名作という意味では、一読してみる価値はあるかもしれない。
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