今回は「春のこわいもの(著者:川上未映子)」という小説を評価レビューしていきます。
著者:川上未映子
声優・ナレーター(朗読):岸井ゆきの
再生時間:5時間31分
【あらすじ・内容】春のこわいもの、どんな話?
「春のこわいもの」とは、川上未映子が書いた小説で、感染症(コロナ禍)の日常を舞台にした物語です。
この小説は、6編の短編小説集となっており、春の訪れとともに感じる不安や恐怖を巧みに描写しています。
春のこわいもの「目次」
- 「青かける青」:入院中の主人公が大切な人に宛てた手紙を通じて、孤独や不安を吐露します。
- 「あなたの鼻がもう少し高ければ」:高級ホテルでのギャラ飲みの面接を受ける二人の女性が、社会の期待や自己評価に苦しむ様子が描かれています。
- 「花瓶」:死期が近づく老女と、その家政婦との間に交わされる微妙な感情が描かれています。
- 「淋しくなったら電話をかけて」:同じ生年月日を持つ作家の自殺を通じて、運命や孤独について考えさせられます。
- 「ブルー・インク」:夜の学校に忍び込む少年と少女が、大切な手紙を探しながら、青春の一瞬の輝きと不安を体験します。
- 「娘について」:久しぶりに高校時代の親友からの電話を受けた主人公が、過去の思い出と向き合いながら、現在の自分を見つめ直します。
【口コミレビュー・感想】春のこわいもの 川上未映子
“春のこわいもの”
Audibleで配信されている、川上未映子のオーディオファースト作品。
川上未映子の小説は、これまでほとんど手を出してこなかった。
だが、Audibleオリジナルということで、試しに聴いてみることに。
まず、この作品は6つの短編によって一冊が構成されている。
その中で、興味深かったストーリーを1つ挙げるなら、
「あなたの鼻がもう少し高ければ」という物語。
主人公ではないが、面接を担当するキャラが少し強烈で、この小説の中では唯一記憶が残っている。
あとは…、、正直言うと、それ以外の話はあまり記憶に残っていない。
なんとなく残っているのは、ネガティブな感情ばかり書き連ねていたな…という印象だけ。
タイトルにある、“春”も“こわいもの”も分かりにくくなっている。
こういった純文学のような作風は、やはり好みがハッキリと分かれそうだ。
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