吉本ばなな60年で辿り着いた「幸せとは」 幸せへのセンサー【口コミレビュー・感想・評価】Audible

今回は「幸せへのセンサー(著者:吉本ばなな)」という随筆(エッセイ)を評価レビューしていきます。

著者:吉本ばなな

声優・ナレーター(朗読):千葉雄大

再生時間:2時間27分


【あらすじ・内容】幸せへのセンサー、どんな話?

幸せへのセンサー」とは、吉本ばなながAudibleのために書き下ろした随筆(エッセイ)です(※オーディオファースト作品

この作品の中では、著者の吉本ばななが思う“幸せな生き方”について語られています。

  • 第一章 快不快を伴う、体のセンサーを育てることについて
    • 自分の体のセンサーを信頼するということ
    • 仮面をかぶることで、少しだけ自由になる
    • 体はちゃんと知っている
    • 体が回復してきた時、それは向こうから必ずやってくる
    • 体を変えたい?
    • 欲望を突き詰めても、孤独になるだけ
  • 第二章 大きな出来事が教えてくれること
    • 時の流れに、身を委ねるしかない時がある
    • 人間は、慣れていく生き物
    • 幸せをどうやっても感じられない時にできること
    • 他者に向かって、開いていく
  • 第三章 自分を愛するということ
    • 周りを幸せにしようとして、自分が不幸になっていませんか
    • どんなにがんばっても、自分では決められないのが人の縁
    • たったひとりで静かに自分を受け入れる
    • みんな、いつか終わりがくる
    • 気分がいい瞬間を、積み重ねていく
  • 第四章 この広大な世界の中で、自分を生かすこと
    • あるべきだった自分を、取り戻す
    • 日々の微調整が、流れを変えていく
    • 人生はリセットできるのか
    • 社会の問題と、個人の幸福は別物だから
    • 自分の外側の世界を信頼すること
    • 欲望とのつきあい方で、幸福度は変わる
    • ただ夢中で生きていく
  • おわりに 幸せであるように


【口コミレビュー・感想】幸せへのセンサー 吉本ばなな


幸せへのセンサー

吉本ばなながAudible用に書き下ろした随筆(エッセイ)。


「幸せとは何か」

少しでも哲学的な話題が好きな人なら、気になるテーマではないだろうか。

今回の本では、吉本ばななが約60年間生きてきて、たどり着いた“幸せとは”が語られている。

吉本ばななが有名作家なのは知っていたが、エッセイは初めて読む。

なので、どんな考え方をするのか少し興味を持って聴いていた。

かなり“大雑把なまとめ”になるが、、

「求めすぎず、周りに合わせすぎず、無理せず生きたほうが幸せになれるんじゃない?」という感じ。

…個人的には好きな考え方。

ただ今回の内容は、そこまで深く響く内容ではなかった。

全体として(嫌いではないが)心に浅く響いたかな…というのが正直な感想。

こういった随筆(エッセイ)は、吉本ばななが語るから価値があるのかもしれないが、

ぶっちゃけ、もっと響く幸せ論を書いてる本はたくさんある。

悪いわけではないが、可もなく不可もなく。

ただ、温かい考え方をしているので、吉本ばななの「幸せとは」が知りたい方は、読んでみる価値アリの作品。


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