今回は「クリムゾンの迷宮(著者:貴志祐介)」の感想を紹介。
【あらすじ】クリムゾンの迷宮って、どんな話?
クリムゾンの迷宮とは、複数人の男女で展開されるサバイバル小説。
主人公は目が覚めたら、見知らぬ場所におり、記憶もない。
何もわからないまま歩みを進めると、そこには同じく何も分からず連れてこられた男女たちが…
初めは、脱出を目指して協力しながらも、次々と現れる危険や謎に立ち向かっていく。
しかし、食糧も尽きてくると、それぞれのキャラクターの性格が変貌していき、物語が進むにつれて緊張感が高まっていく作品。
【レビュー・感想】クリムゾンの迷宮
1999年発行の少し昔な小説。
内容に関しては、今はもう珍しくない“バトルロワイアル的なサバイバル作品”だが、
出版年を考えると、当時は珍しい先取作品だったのではないだろうか。
それに今読んでも、十分エンタメ作品として面白いし、貴志祐介さんの小説の中では特に好きなタイプの作品。
また、設定は漫画やアニメでありそうな世界観だが、
出てくる登場キャラクターは、ラノベのようなアニメアニメしてるキャラというわけではなく、現実的にいそうな人間で展開されているのも、この作品の魅力。
それでいて、それぞれのキャラの特徴が際立っているので、アニメに慣れた世代でも、そうでない世代の方も楽しめる物語になっていると思う。
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