今回は「新釈 走れメロス 他四篇(著者:森見登美彦)」という小説を評価レビューしていきます。
※この本は、Audibleでは配信されておらず、〝audiobook.jpの聴き放題作品〟となっていますのでご注意ください↓↓
著者:森見登美彦
声優・ナレーター(朗読):青木誠,青山吉能,井上悟,岩崎了,鵜澤宏明,桜木信也,佐藤元,辰まなみ,土田玲央,長屋和彰,濱野大輝,三上遊太
再生時間:6時間40分31秒
【あらすじ・内容】新釈 走れメロス 他四篇、どんな話?
「新釈 走れメロス 他四篇」とは、近代日本文学の名作を現代の京都に舞台を移し、新たに現代風な解釈を加えた短編集です。
この作品は、森見登美彦によって書かれ、原作の「走れメロス」を含む5つの短編が収められています。
(中島敦の山月記・芥川龍之介の藪の中・太宰治の走れメロス・坂口安吾の桜の森の満開の下・百物語)
・・・新釈 走れメロス・・・
大学のサークル「詭弁論部」の廃部を阻止するため、主人公の芽野史郎(メロス役)は、図書館警察の長官(王役)に抗議。
長官は、「ブリーフ一丁の踊り」を披露すれば取り下げると意地悪く提案。
芽野はそれを承諾するが、一晩だけ猶予が欲しいと言う。
代わりに、親友である芹名雄一(セリヌンティウス役)を残していくという。
そうしてその場を去った、芽野史郎。
だが、残った芹名雄一と話をすると、〝おそらく芽野は戻ってこないだろう〟とあっけらかんと言ってのけた……
【口コミレビュー・感想】新釈 走れメロス 他四篇 森見登美彦
〝新釈 走れメロス 他四篇〟
森見登美彦のパロディ作品をaudiobookにて。
まずこの作品は、元の走れメロスの世界観はほぼなく、構造的な部分で現代風にアレンジした物語となっている。
そして、肝心の〝新釈 走れメロス〟への評価だが、、
ぶっちゃけて言うと、どれもエンタメとして考えたら大して面白くはない。
特に現代の漫画などに慣れた世代であれば、物語の展開・キャラ・会話などすべて物足りなく感じると思う。
登場人物が魅力的であれば、もっと楽しめたと思うが、どれもパッとしないキャラクターばかり。
個人的にはそこまでおすすめできないが、気になった方は〝走れメロス〟だけでもオーディオブックなどで、軽く聴いてみるのも良いのではないだろうか。
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