今回は「もしも料理店(著者:田丸雅智)」という小説を評価レビューしていきます。
【あらすじ・内容】もしも料理店、どんな話?
「もしも料理店」とは、田丸雅智がAudibleのために書き下ろしたオーディオファースト作品です。
この物語は、不思議な料理を通じて人々の心を癒す短編小説となっています。
・・・
町の一角に位置する、奇妙な料理店「OGATA」
この店のシェフは、訪れたお客の話をじっくり聞いてから、その人の心の状態に合わせた特別な料理を提供します。
ただ使われる食材は、どれも食べ物とは思えない変わったものばかり。
自動車・公衆電話・トランペット・灯台…
さて、今夜のシェフは、これらの食材をどのように調理し、どんな料理を提供するのでしょうか。
【口コミレビュー・感想】もしも料理店
“もしも料理店”
Audibleで配信されている、田丸雅智のオーディオファースト作品。
タイトルから、ファンタジー要素が入っている物語だろうな…と思い聴き始めてみたが、まさにその通り。
- 訪れたお客の悩みを聞く…
- シェフはそれを基に、食材とは思えない物を食材とし、料理してお客に振舞う…
- お客は、その変わった食材と料理を通じて、悩みを自己解決して帰っていく…
という流れの小説が、短編でいくつも連なっている。
…
こういった不思議なファンタジー世界観は嫌いではない。
だから楽しみにして聴き始めたのだが、どう考えても1つ1つの内容が浅すぎる(※児童書として出版しているのなら別だが)
お客が抱えている悩みと料理を結び付けて、悩み解決に導いているのはわかるが、少し無理やり感がある。
どれも“正し気な諭し方”ではあると思うんだけど、なんだかAIが回答しているような答えばかり。
いやむしろ、最近のAI(ChatGPT)は、もっと素晴らしい回答をくれるのでAIに失礼か。
こじつけな教訓めいた話というか、淡々としすぎてて、物語に入り込む前に「は?」となった。
今回の作品は、Audibleが配信しているオーディオファースト作品の中でも、かなり微妙な小説だと思う。。
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