今回は「オーバーロード1 不死者の王(著者:丸山くがね)」という小説を評価レビューしていきます。
著者:丸山くがね
声優・ナレーター(朗読):吉開清人 , 森史絵
再生時間:(前編)4時間41分, (後編)6時間4分
【あらすじ・内容】オーバーロード1 不死者の王、どんな話?
「オーバーロード1 不死者の王」とは、丸山くがねによるライトノベルシリーズの第1巻です。
この小説は、VRMMORPG「ユグドラシル」のゲームの中に、主人公が入り込んでしまい、帰れなくなる所から物語は展開していきます。
「VRMMORPG」とは、仮想現実空間に五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)を繋げて遊ぶ、近未来型オンラインゲームのことです。
(※「Virtual Reality Massively Multiplayer Online Role-Playing Game」の略)
・・・
かつて人気を博したVRMMORPG「ユグドラシル」
年々ユーザー数は減り、今日の夜、サービス終了が決まっていた。
中年の男は、仲間達とともに熱中した日々を思い出しながら、1人サービス終了の時を待っていた。
骸骨。
金と紫で縁取られた、漆黒の豪奢なローブ。
それが、男のユグドラシル内での姿であった。
サービス終了の数秒前、男は目をつむって、自然ログアウトを待つ。
「明日も仕事は早い。もう寝なきゃな…」
男は、感慨深げに思いに浸った後で、目を開ける。
(あれ…?)
目の前は変わらず、ユグドラシル内であった。
いつもの不具合かな…と思い、“運営からのお知らせ”を確認しようとする。
…メニュー画面が開けない。いやシステムが何も反応しない。
(何が起こっている!?)
焦りが入り混じる状況の中、どこからともなく声をかけられた。
……
その声の主は、喋るはずのないNPCからのものであった。
・・・
この世界はいったい何なのか?
なぜ自分だけが?いや、自分以外にも他にプレイヤーがいるかもしれない。
男は残されたNPC達とともに、未知の世界へと足を踏み入れていく。。
【口コミレビュー・感想】オーバーロード1 不死者の王
“オーバーロード1 不死者の王”
アニメから入ったが、Audibleで小説を聴けるということでさっそく。
まずオーバーロードの世界観は、ラノベの中では特に珍しくないものの、
登場キャラクターがどれも魅力的なので、作品の世界に浸っていたい…という気持ちにさせられる。
ただ、この小説の注意点(難点)としては、
“くどすぎる文体”がそこそこ多いことが挙げられる。
Audibleで聴いていて思ったのが、世界観や心理面を“説明しすぎ”ていて、冗長冗長で疲れてしまった。
それが“丸山くがね”という著者の個性とも言えるが、個人的には微妙な点だと思っている。
とはいえ、続きがどうなるのか気になるストーリー展開なので、この先も読み続けたいと思っている。
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