今回は「リスを実装する(著者:円城塔)」という小説を評価レビューしていきます。
著者:円城塔
声優・ナレーター(朗読):安部亮馬
再生時間:58分
【あらすじ・内容】リスを実装する、どんな話?
「リスを実装する」とは、円城塔という作家の短編SF小説です。
コンピューター上で作った仮想のリス(プログラム)を観察していく…というのが主な内容となっています。
舞台は、自動化が進んだ世界となっており、主人公がシステム設計や自動化に関わってきた経緯を振り返りつつ、プログラムとしての「リス」と自分(=作り手)の関係が描かれています。
短い作品で、リス(プログラム)の動きや、男の内面が淡々と語られるタイプの短編です。
【口コミレビュー・感想】リスを実装する
〝リスを実装する〟
芥川賞作家でもある円城塔の短編SFを、Audible(約1時間)にて。
リスを実装、というタイトルの面白さに惹かれ、聴いてみようと思った作品。
どんな世界が始まるんだろう、と少し期待しながら聴き始めたが、、
物語を楽しむ…というより、設定を聞くだけ…といった短編小説となっている。
つまり、エンタメ的な面白さはあまりなく、円城塔が考えたSF世界観を知りたい人は手に取ってみてもいいかもしれない。
発想は面白いが、物語を楽しみたい方にはあまりおすすめできない作品。
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