今回は「鹽津城(著者:飛浩隆)」という小説を評価レビューしていきます。
【あらすじ・内容】鹽津城(しおつき)、どんな話?
「鹽津城」とは、SF界の巨匠“飛浩隆”による独特な世界観(SFファンタジー系)の短編小説集です。
(※全6篇構成)
- 未の木
- ジュヴナイル
- 流下の日
- 緋愁
- 鎮子
- 鹽津城
・・・(未の木)・・・
杖田杏子が帰宅すると、宅配ボックスに心当たりのない荷物が届いていた。
“未の木”と記された1本の木。
差出人を確認すると、夫からだった。
今日の日付……結婚記念日だったと思い出す。
中にあった紙を取り出すと、そこにはこう記されていた。
“本品は贈り主様にそっくりの『花』をつけます”
【口コミレビュー・感想】鹽津城 飛浩隆
“鹽津城”
SF界の巨匠“飛浩隆”の8年ぶりの作品集。
この作家を知り、初めて読んでみたが、幻想的な世界観が展開されていてとても好み。
そして文体もとても読みやすい。
短編6編(表題の鹽津城は中編と言っていいかも)で構成されていて、どれも不思議・奇妙な物語風で描かれている。
先ほど少し内容を紹介した“未の木”もその短編の1つ。
もし、あらすじを読んで「なんか合いそうかも…」と少しでも感じたのなら、この短編集はおすすめ。
鹽津城