今回は「下町ロケット(著者:池井戸潤)」という小説を評価レビューしていきます。
【あらすじ・内容】下町ロケット、どんな話?
「下町ロケット」とは、池井戸潤による小説で、第145回直木賞を受賞した作品です。
テレビドラマ化・ラジオドラマ化もされた人気作品となっています。
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「おたくが持ってるエンジンの特許、20億で売ってくれない?」
精密機械製造業の中小企業である〝佃製作所〟は、こんな取引を大企業・帝国重工から持ち掛けられていた。
そのエンジンの特許の使い道は、ロケットのエンジン開発。
大企業の帝国重工よりも早く開発し特許を申請していたため、やむなく帝国重工が特許の買取を申し出てきたというわけだ。
その時の佃製作所は、あと1年持つかというほど資金繰りに困っていた。
社長である佃航平は、すぐにでも飛びつきたい思いはあったが、一旦返答を保留し、社内で話し合うことを決めた。
ほとんどの社員は「何も迷うことはない。すぐに売るべきだ!」という考え。
しかし本当にそれでいいのだろうか…と、佃航平は悩みに悩んでいた。
そんな中、自分が過去に思い描いていた、ある夢を思い出す。
そうして、1つの結論を出した。
「そのロケットのエンジン……うちで作らせてもらえないだろうか?」
【口コミレビュー・感想】下町ロケット 池井戸潤
〝下町ロケット〟
第145回(2011年上半期)直木賞受賞作をAudibleで聴いてみた。
池井戸潤の小説は、前にちょこっと読んだことがあったが、文体も読みやすくキャラもわかりやすかったので、また読んでみようと思っていた小説家だった。
そこで今回読んだのが「下町ロケット」
ドラマ化などで、なんとなく名前は知っていた作品だったが、ふとオーディオブックで聴いてみようという気になった。
実際にAudibleで聴いてみた感想だが、安定の読みやすさと面白さで、なかなかに充実した時間を過ごせた。
他のレビューを見てみると「他の池井戸潤作品と展開が似ている…」などの批判的評価もあったが、その作品を読んだことがなかったので、新鮮な気持ちで楽しめた。
むしろ、構成が整っているからこそ、安定の面白さがあるのだと思う。
下町ロケットのドラマは観たことがないが、この作品ならオーディオブックでも、ドラマを観るような感覚で聴ける。
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