今回は「つめたいよるに(著者:江國香織)」という小説をレビューしていきます。
著者:江國香織
ナレーション(朗読):久保田ひかり
再生時間:3時間48分
【あらすじ・内容】つめたいよるに、どんな話?
「つめたいよるに」とは、江國香織による短編集で、21編の短い物語が収められています。
物語のテーマは多岐にわたり、特に人間関係や愛、孤独感などが描かれています。
例えば、飼い犬が亡くなった後に起きた不思議な物語であったり、学生時代の恋愛・人間関係の物語など、さまざまな状況で物語が展開。
これらの物語は、日常の中での人々の感情や思いを描写し、短いながらも深い余韻を残す作品となっています。
【口コミレビュー・感想】つめたいよるに
これまであまり読んでこなかった、江國香織の小説。
Audibleを通じて読んでみることに。
全体的な印象としては、やわらかく優しい物語が多い。
少し空想的な世界観を展開しつつ、日常生活の人間関係を描いていく。
心温まった後に、余韻に浸れる物語が多くあったのが印象的だった。
(1番印象に残っているのは、飼い犬デュークの話)
ただ、エキサイティングな物語を求めている人には、退屈な展開が多いだろう。
どの物語も起伏が少なく、オチというオチもほとんどない。
「あれ、ここで終わり?」という、中途半端に終わってるようにも感じられるのだ。
とはいえ、こういったタイプの作品が好きな人も結構いるので、好みの問題かもしれない。
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