今回は「ブレイブ・ストーリー上(著者:宮部みゆき)」という小説を評価レビューしていきます。
著者:宮部みゆき
声優・ナレーター(朗読):山下大輝
再生時間:15時間59分
【あらすじ・内容】ブレイブ・ストーリー上、どんな話?
「ブレイブ・ストーリー 上」とは、宮部みゆきによる長編ファンタジー小説『ブレイブ・ストーリー』の、分冊版の上巻にあたります。
(※角川文庫から分冊版(上・中・下)が刊行されており、そのうちの最初の巻になります)
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物語は、ごく普通の小学5年生である主人公・三谷亘が、両親の離婚という家庭の危機に直面し、バラバラになった家族を取り戻すため、運命を変えることができると言われる異世界「幻界(ヴィジョン)」へ旅立つ物語が主に描かれています。
上巻では、両親の離婚問題やそれに伴う母親の自殺未遂など、過酷な現実が丁寧に描かれ、亘が幻界へ旅立つまでの経緯と、異世界への第一歩を踏み出すところが描かれています。
幻界のどこかにある「運命の塔」にいるという女神に会えば、一つだけ願いを叶えてもらえる。亘は、失われた日常を取り戻すため、勇気をもって幻界への壮大な冒険の旅に出ることを決意する、という流れです。
【口コミレビュー・感想】ブレイブ・ストーリー上 宮部みゆき
〝ブレイブ・ストーリー上〟
宮部みゆきのファンタジー作品をAudibleで聴いてみた。
まず、率直な感想。
↓↓
前置きが長すぎ。いつ本題入るの?
……正直なところ、これがこの本の総評となってもおかしくないぐらいの描き方だった。
もちろん、この日常部分が異世界へ旅立つ動機となるため、大切なのはわかるのだが、、
それでもさすがに長すぎ。疲れた。
宮部みゆきの小説は嫌いではなかったのだが、今回はちょっと冗長に感じ、日常パートが途中から少し流し読み気味になってしまった。
一般文芸であれば、こういった丁寧な動機は好まれるのかもしれないが、ラノベやファンタジー好きが読者層となるはずなので、この書き方はちょっと固すぎじゃないかなと感じた。
ファンタジーだとかゲーム系の物語が好きな人は、こういった現実問題のあれこれは、あんまり求めてないんだよなぁ。
(あと、主人公は普通すぎて、今のアニメとかに慣れた人だと物足りなく感じる平凡な奴ではあると思う)
〝ブレイブストーリーという名の物語は、一体いつ来るんだよ〟
というのが上巻のまとめでした。
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