心が汚れた俺には退屈な短編集「リカバリー・カバヒコ【口コミレビュー・感想・評価】Audible

今回は「リカバリー・カバヒコ(著者:青山美智子)」という小説を評価レビューしていきます。

著者:青山美智子

声優・ナレーター(朗読):大原さやか

再生時間:6時間29分


【あらすじ・内容】リカバリー・カバヒコ、どんな話?

リカバリー・カバヒコ」とは、青山美智子の小説で、立ち直りや成長をテーマにした短編集です。

どの短編も、公園にあるカバヒコというカバの乗り物(遊具)の都市伝説を通して、自分自身を見つめ直し、前に進むための一歩を踏み出す過程を描いています。

(※カバヒコの都市伝説とは、“自分が治したいと思う部分と、(カバヒコの)同じ部分を触ると回復する”というもの。例えば、手の怪我を治したければ、カバヒコの手を触る)


【口コミレビュー・感想】リカバリー・カバヒコ


リカバリー・カバヒコ

(※本屋大賞2024ノミネート作品)

何だかいろんな所で目にする小説だったので、試しにAudibleで聴いてみることに。


まずこの小説は、5話ほどの短編で構成されている。

基本的には、「悩み」→「カバヒコに触る」→「解決」というワンパターンの流れなので、物語的ワクワク感はあまりない。

これは児童書として売り出してはいないと思うが、そう思えるくらい軽い物語ではある。

(※例えば、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」という児童書も似たような流れとなっている。「悩み」→「銭天堂で駄菓子を買う」→「解決」)

決して悪い気分になる物語ではないが内容が軽いので、正直、心は特に動かされなかった。

(はっきり言えば、つまらない退屈な物語とも言えるかも……いや、心が綺麗なら素晴らしい物語なのかも)

とはいえ、口コミ評価を高くしている人がいるのも事実なので、身近な出来事を題材とした短編集を読みたい方はぜひ。


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