バカミスと呼ばれる短編小説…「六枚のとんかつ【口コミレビュー・感想・評価】

今回は「六枚のとんかつ(著者:蘇部健一)」という小説を評価レビューしていきます。


【あらすじ・内容】六枚のとんかつ、どんな話?

六枚のとんかつ」とは、蘇部健一による小説で、第3回メフィスト賞受賞した連作短編集です。

本作は、ミステリーの要素を取り入れつつも、ほとんどがギャグのような内容となっています。

ジャンルとしては、コメディ×ミステリーとして読者に親しまれています。

  • FILENo.1 音の気がかり
  • FILENo.2 桂男爵の舞踏会
  • FILENo.3 黄金
  • FILENo.4 エースの誇り
  • FILENo.5 見えない証拠
  • FILENo.6 しおかぜ(17)号四十九分の壁
  • FILENo.7 オナニー連盟
  • FILENo.8 丸ノ内線七十秒の壁
  • FILENo.9 欠けているもの
  • FILENo.10 鏡の向こう側
  • FILENo.11 消えた黒いドレスの女
  • FILENo.12 五枚のとんかつ
  • FILENo.13 六枚のとんかつ
  • FILENo.14 「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」を読んだ男


【口コミレビュー・感想】六枚のとんかつ 蘇部健一


六枚のとんかつ

第3回メフィスト賞受賞作。


この作品は、バカミス(おバカなミステリー)という括りとなるらしい。

ただ謎解きはかなり雑で、そこまで笑える小説というわけでもない。

(個人的には、コメディ小説は数が少ないので応援してるが、これはミステリーとしてもギャグとしても微妙)

連作短編の構成となっており、

表題の“六枚のとんかつ”は、島田荘司の“占星術殺人事件”を元にしたミステリー。

他の短編は下品なものも多いので嫌いな方は注意しておこう。


六枚のとんかつ